おはようございます、beataです。
最近、日々の業務の中で、ふと空を見上げるような時間は取れていますでしょうか。
経営の現場にいると、目の前の数字や手繰り寄せるべき成果に、つい心が占領されてしまうことがありますよね。
ところで、最近「もっと規模を拡大しなければ」「もっと新規のお客様を増やさなければ」という焦りのようなものを感じてはいませんか。
経営において、新しいお客様との出会いはとても大切なことです。
新規の獲得が止まってしまえば、事業の成長もそこで歩みを止めてしまうように思えるからです。
しかし、今日は一度、その「増やし続けなければならない」という思い込みを、静かに置いてみませんか。
なぜなら、売上や事業の質を真に深めていくとき、新規獲得の前に見つめるべき《内側の構造》があるからです。
新規のお客様を迎えるとき、私達は往々にして、価格を下げるという選択肢に頼りがちになります。
けれど、価格を下げるアプローチは、売上が増えたとしても手元に残る利益を削り、同時に多くの広告費やエネルギーを消耗させてしまいます。
お金と時間をかけて外へと広がり続ける営みは、時に私達の心身を疲弊させてしまうのです。
ここで一度、視点を変えてみましょう。
外に広げる前に、まず今ある価値の巡りを整えることーそれが「単価アップ」というアプローチです。
価格を上げることに対して、「客数が減ってしまうのではないか」「お客様が離れてしまうのではないか」という不安(恐れ)を抱くのは、とても自然なことです。
実際に、単価を上げれば客数は減少します。
かつて大手牛丼チェーンが値上げを行った際も、客数は目に見えて減少しました。
しかし、興味深いことに、客数が減っても全体の売上高は好調を維持し、むしろ大きく利益を伸ばしていたのです。
「数が減ること」は、決して「失うこと」と同義ではありません。
価格に適正な価値を乗せることで、利益率は飛躍的に向上します。
さらに、客数が適正になることで現場のオペレーションには余白が生まれ、働くスタッフの心にも穏やかなゆとり(ESの向上)が戻ってきます。
減らすことによって、かえって満たされる。
この《豊かな静けさ》こそが、次に新しいお客様を巡り合わせるための健康な土壌(資金とエネルギー)をつくってくれるのです。
もし今、拡大の波の中で息苦しさを感じているなら、今日から「既存の価値をどう深めるか」という小さな問いを自分に投げかけてみてください。
まずは、自社が提供している価値の単価を見直すところから、静かに始めてみませんか。
巡りを整えたあとに届く風は、いつだって心地よく、遠くまで響いていくものです。


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