こんにちは、beataです 。
突然ですが、みなさんは自社の商品の価格を、どのように設定しているでしょうか 。
仕入の価格から粗利を逆算してならまだ理想的ですが、同業他社と比べたりして、なんとなく値段を決めてしまってはいないでしょうか 。
一番避けるべきなのは、大手の激安店と同じ土俵で、価格競争に立ち向かってしまうことです 。
中小零細企業がそれをしてしまうと、大体はつぶれてしまいますし、生き残ったとしても苦しい経営状態が続いてしまうと予想できます 。
では、私たちはどうやって価値を定めていけばいいのでしょうか 。
ここで、ある市販薬の物語をお話ししたいと思います 。
もともと、そのお薬は『皮膚の薬』として売られていました 。
飲むことでアレルギー反応を引き起こす体内物質をブロックし、じんましんや湿疹などを改善する目的で作られたものです 。
ただ、その薬には、飲むと眠くなるという『副作用』がありました 。
普通ならマイナスとされる副作用ですが、もしそれが、誰かの『目的』に変わるとしたらどうでしょうか 。
成分は全く同じまま、『睡眠改善薬』として世に出されたのです 。
医師の処方が必要な睡眠薬とは違い、ドラッグストアで手軽に買えるため、見事な大ヒットとなりました 。
驚くべきは、その価格差です 。
皮膚の薬としては約45円だったものが 、睡眠改善薬になると約250円になりました 。
成分と量は同じでも、見せ方ひとつで値段は変わり 、売る相手が違うだけで、価値が5倍以上にも跳ね上がったのです 。
『価値』とは、商品そのものに宿るのではなく、それを受け取る人の切実な願い(ニーズ)の中に存在します。
ニーズがあれば高くても売れますが、ニーズがなければ安くても売れないのです 。
中小零細企業にとって大切なのは、この見えない願いを探し出し、高い価格をしっかりと維持することです 。
高い価格を維持して利益を出し、税金を払った残りのお金で、さらに次のお客さまのニーズを探求していく 。
それこそが、中小零細企業に必要な、豊かな商いの循環なのだと思います 。
今日、ほんの少しだけ時間をとって、ご自身の商品を違う角度から眺めてみてください。
「この商品の『副作用(おまけ)』を、喉から手が出るほど欲しがっている人はいないだろうか?」と。
視点を変えれば、目の前の景色は一瞬で変わります。
真の価値は、いつも静かな気づきの中に眠っているのです。


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